ヴィクトリア朝イギリスを舞台にした小説まとめ その1

●ミステリ

シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)
コナン ドイル (著), 延原 謙 (翻訳) 新潮文庫 1953
ロンドンにまき起る奇怪な事件を追って神出鬼没する名探偵シャーロック・ホームズは、その怜悧な推理と魅力的な個性で読者を魅了する。近代探偵小説を確立したホームズ物語の第一短編集。赤毛の男が加入した奇妙な組合のからくりを追う「赤髪組合」、乞食を三日やったらやめられない話「唇の捩れた男」など10編。意表をつく事件の展開、軽妙なユーモアがあふれる作品集である。
#100年以上経っても色褪せない名作。おすすめ。

荊[いばら]の城
サラ・ウォーターズ (著), 中村 有希 (翻訳) 創元推理文庫 2004
19世紀半ばのロンドン。17歳になる少女スウは、下町ですりを生業として暮らしていた。そんな彼女に顔見知りの詐欺師がある計画を持ちかける。とある令嬢をたぶらかして結婚し、その財産をそっくり奪い取ろうというのだ。スウの役割は令嬢の新しい侍女。スウは迷いながらも、話にのることにするのだが・・・
#下層階級と上流階級の少女たちが交錯するミステリ。おすすめ。

刑事たちの三日間
アレックス・グレシアン (著), 谷 泰子 (翻訳)  創元推理文庫 2013
1889年、切り裂きジャックの恐怖が残るヴィクトリア朝ロンドン。地に落ちた警察への信頼を回復するため、ロンドン警視庁に殺人捜査課が創設された。日々捜査に忙殺される中、仲間のひとりが無残な死体となって発見される。事件の捜査を命じられたのは、新米警部補のディだった―。巨大都市にはびこる犯罪の闇、それに立ち向かう刑事の光。斬新なスタイルで贈る傑作警察小説!
#ロンドンを舞台にした正統派警察捜査もの。

エジンバラの古い柩
アランナ・ナイト (著), 法村 里絵 (翻訳) 創元推理文庫 2012
エジンバラ城の崖下で男の遺体が発見された。捜査をはじめたファロ警部補は現場付近で男性の肖像が描かれたカメオを拾う。さらに警官だった父の遺品から、40年前に城の壁の中から赤ん坊の遺体を納めた古い柩が発見されたという事件の記録と、現場で発見したものと対のメアリー王女のカメオを見つける。ふたつの宝飾品が示す驚愕の真相とは?英国史を覆しかねない大胆な傑作。
#エジンバラを舞台にした王道的推理もの。

ジョン・ブルの誇り
レイ・ハリスン (著), 高田 恵子 (翻訳) 創元推理文庫 1991
1890年晩秋。霧深いロンドンの高架下で、その夜一人の男が殺害された。状況から追いはぎによる犯行の線は消えたが、ではなぜ、平凡な一市民がこのような最期を遂げたのか?未亡人の窮状に接した市警察のブラッグ部長刑事は、真相究明を心に誓うが…。世紀末ロンドンに殺人犯を追う、たたきあげの硬骨漢ブラッグと貴族出身の新米巡査モートン。
#〈経理〉を使った犯罪捜査の参考になります。

名探偵クマグスの冒険
東郷 隆 (著) 静山社文庫 2013
時は19世紀末。各国のスパイやギャングが跋扈するロンドンで、若き日の南方熊楠が遭遇する奇っ怪な事件。政治的陰謀も、ケルト伝説の怪物も、クマグスが博覧強記の知識で謎を看破し、豪胆な行動力で決着をつける! 虚実を巧みに織り込んだ博物学的エンターテインメント。
#ヴィクトリア朝イギリスで日本人が活躍。

シャーロック・ホームズの愛弟子
ローリー キング (著) 集英社文庫 1997
メアリ・ラッセルがシャーロック・ホームズに初めてあったのは、1915年、サセックスの丘陵でだった。そのときメアリは15歳。ホームズはすぐに彼女の優れた資質を見抜き、探偵に必要なことを教えこむ。それはメアリが成長して、オックスフォードで学ぶようになっても続いた。当時、ホームズはロンドンを離れ、のんびり養蜂業を営んでいたが、またもや難解な事件が起こる。すぐさまメアリの修業の成果が問われたが…。
#前半部分は文句なしに面白い。

おやすみなさい、ホームズさん
キャロル・ネルソン・ダグラス (著), 日暮 雅通 (翻訳) 創元推理文庫 2011
職を失いロンドンをさまようペネロピーは、ふとした出会いからアイリーン・アドラーという美女と共同生活を送ることになる。彼女は女優にしてオペラ歌手、そしてときには探偵でもあった。著名な宝石商から依頼されたマリー・アントワネットゆかりのダイヤモンド捜しから始まる、壮大な冒険の日々!名探偵ホームズが敬意をいだいた“あの女性”が主演する、魅惑のシリーズ開幕。
#”女冒険家”の代表が主人公。

 

 

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